Android スマホで有線 USB キーボードを使う方法

Android スマートフォンで有線 USB キーボードを使う方法について調べました。

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Android スマホで有線キーボードを使う方法

本記事では、Xiaomi Redmi Note 10 JE を使用しています。OS は Android 13 ベースの MIUI 14、USBポートは USB Type-C です。お使いのスマートフォンの OS や USB ポートの違いにより、操作方法に違いが生じる場合があります。

また、MIUI のスマホの場合、後述の「物理キーボードのレイアウトを日本語 109A 配列に変更する」の項での操作が通常の Android と異なるため注意が必要です。

スマホが USB OTG に対応しているか調べる

USB On-The-Go(USB OTG)とは、パソコンを経由せずに USB 機器同士を直接接続するインタフェース規格のことです。スマホがこの USB OTG に対応していないと、USB 機器を繋いでも動作しません。

お手持ちのスマホが USB OTG に対応しているかどうかは、以下のようなアプリを使って調べられます。

Google Play からアプリをインストールし、アプリを開くとすぐに結果が出ます。

スマホアプリ「USB OTGチェッカーの互換性」の画面。緑色のチェックマークの下に「ANDROID COMPATIBLE USB OTG」と書かれている

緑色のチェックマークが表示され、かつその下に「ANDROID COMPATIBLE USB OTG」もしくは「ANDROID 互換性 USB OTG」と書かれていたら、そのスマホは USB OTG に対応しています。

スマホと有線キーボードを接続する

スマホが USB OTG に対応していることがわかったら、USB Type-C オスと USB Type-A メスの変換アダプターを用意します。

今回使用したのは、100 円ショップのセリアで購入した丸七株式会社の USB Aメス USB Type-Cオス 変換アダプター VM-19 です。

変換アダプターのパッケージのおもて面
パッケージのおもて面
変換アダプターのパッケージのうら面
パッケージのうら面

USB Type-C オスと USB Type-A メスの変換アダプターは店頭にこれ 1 種類しかありませんでした。色は黒と白があったので、接続するキーボードと色を合わせて黒を購入。

お近くの 100 均などに置いていない場合は、Amazon や楽天などで数百円のものを購入すれば大丈夫です。

Type-A メス側を有線キーボードの USB 端子に、Type-C オス側をスマホに接続すると、通知欄に「物理キーボードの設定」と表示され、スマホとキーボードの接続が確認できました(場合によっては通知が出ないこともあるようです)。

物理キーボードの接続通知

Gboard に英語用のキーボードを追加する

無事スマホに有線キーボードが接続できたら、続いてキーボードアプリ側の設定を行います。Android ユーザーですと Gboard を使っている方が多いと思うので、このアプリでの設定方法について述べます。

Gboard に設定した言語が日本語しかない場合は、新たに英語を追加する必要があります。以下の手順で Gboard に英語用のキーボードが追加できます。

  1. Gboard の設定から「言語」>「キーボードを追加」の順にタップ
  2. 「英語(米国)」>「QWERTY」の順に選択
  3. 「完了」をタップ

物理キーボードでの言語の切り替えは Shift + Space で行います。

物理キーボードのレイアウトを日本語 109A 配列に変更する

キーボード言語を英語にしても、物理キーボードのキーに書いてある通りの記号が出てこないことがあります。

その場合、スマホに物理キーボードを接続したまま以下の手順を行うと、レイアウトを日本語配列に変更できます。

  1. デバイスの設定アプリをタップ
  2. 「システム」>「キーボード」>「物理キーボード」の順にタップ
  3. 現在の物理キーボードを選択
  4. 「キーボードレイアウトの設定」をタップ
  5. 「日本語 109A 配列」を選択

筆者のスマホは OS が MIUI 14(Android 13 ベース)のため、操作方法が通常の Android スマホとは異なります。以下の手順で行います。

  1. デバイスの設定アプリをタップ
  2. 「追加設定」>「言語と入力」>「キーボード、マウス、タッチパッド」の順にタップ
  3. 現在の物理キーボードを選択
  4. 「キーボードレイアウトの設定」をタップ
  5. 「日本語 109A 配列」を選択

以上の操作が完了したら、「物理キーボード」画面に戻ります。現在の物理キーボードの名前の下に「日本語 109A 配列」と表示されていれば、これで晴れてキーボードが使えるようになります。

あとがき

Android スマホと有線キーボードを接続する方法や、キーボードを接続したあとの Gboard や物理キーボードの設定方法について紹介しました。

単にスマホとキーボードを接続すれば終わりと思いきや、その後のシステム設定やアプリの調整のほうがずっと大変だったのは盲点でした。かなり苦労しましたが、これで無事にスマホで有線キーボードが使えるようになりました。

この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。

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